タイトルの「肉」は、「贅肉」のこと。役者の半裸、女性のぴしっと締まった背中のライン…。韓国の役者って体を鍛えているな、と再認識した。それと比べて、札幌は(ry
私が観た「マクベス」は「NINAGAWAマクベス」のため、どうも比較ができないのだが、本作は原作の持つおどろおどろしさがじわじわと立ち上がってくるかのよう。入場時にチラシをもらえなかったため、何をモチーフにしたセットなのか、演出家の意図は何だったのかなど、情報ゼロの状態である意味素直に観たからだろうか。やすみん姐さんが書いていたように、原作にない場面には「はて?」と思ったけれど、エントリーしていたら「大賞」だったに違いない。
ただ、さまざまな工夫が施されてはいるが、ほの暗い場面が続くため、中盤くらいまで睡魔との戦いが続いてしまった。
そういえば、2015年にフェスティバルトーキョーで日韓共同制作で、シェイクスピア「テンペスト」を原作とした舞台「颱風奇譚」(多田淳之介演出)を観た(とても魅力的な作品だった)。シェイクスピアと韓国の演劇って、何か親和性があるのかな?
11月23日 ターミナルプラザことにパトス
text by マサコさん